クラップ!クラップ!に続くイタリアの若き俊英の3作目。ドラマーとしての経験をまろやかなエレクトロニクスごと拍を細かく切り刻んだ痙攣カットアップ・ハウスへ転化し、そこにオウテカからアフロ~ソウルまでを漂わせる手腕はお見事。90年代エレクトロニカ~クリックをオン・ザ・コーナーな密林にざぶんと漬け込んで走らせた“Fading Above Smoke”あたりはマーク・ジュリアナらと並列で聴いてみてもスリリング!