ハーフビーのフォースと共にあれ

僕の考えるビーサン~パワーストーンとマンホール写真を敬愛する社交場嫌いの尖ったナイフ。と、想像していたビーサンが、愛想のいい常識人だった的なお話

  • Share on Tumblr
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 2016.02.12

 

Mikikiブログをご覧いただいている皆様、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。ぼくHALFBY(ハーフビー)です。

2016年、満を持して本厄を迎えた僕ですが、厄払いは一切無し、お厄さまをガッツリと背負いながらこの原稿と向き合っております。何かを背負った男の後ろ姿って素敵なんでしょ? なので適当に背負って行きますよ! 取り急ぎ横断歩道で大きな荷物を持って大変そうにしているお婆さんを見つけたら僕を呼んで下さい!

さて、アルバム『innn HAWAII』がアナログ盤でリリースされ、Alfred Beach Sandalが歌う“Slow Banana”のMVが公開されましたが、皆様ご覧いただけましたか?

監督はVIDEOTAPEMUSICことビデ夫君。ハワイ撮影&VHSからのサンプリング素材などレトロ調にコラージュされた映像は、ハワイの景色と燃えるバナナと国道沿いのフィリピンパブと寒そうで友達のいなさそうなビーサンが、ひたすらにアーバンでメロウでスウィートでトワイライトでノスタルジック!! 原曲のムードをピッタリ5兆倍アップしております。僕はもう1兆回見ましたので、未見の方は是非!

そうそう、未見と言えば「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の話にそれますが、2Dやら3Dやら4DXやらいろいろ観たので感想はいろいろあるのですが、とりあえずここで言っておかなければならないのは〈ズヴィオ〉というキャラクターが見つけられないのです! 先行でフィギュア化もされてるしパンフレットにもバッチリ載っているにも関わらず未見なのです! 〈クローン・ウォーズ〉に登場したバウンティハンターの〈エンボ〉と少し風貌も似ているので気になっていたんですが、まったく見つからず。でもまあ、とは言っても、そーいうところが、〈スター・ウォーズ〉らしさだったりするので、総括するとクソおもしろかったという話なのですが。個人的な感想を言えば、旧3部作全体のクスっとくるユーモアを具現化したのがBB-8なのかなーと感じております。

“Slow Banana”の話に戻りますが、この曲は『innn HAWAII』の制作のなかでラストに出来上がりました。当初ビーサンには(アルバム最終曲の)“Kids”のみで相談していたんですが、その仕上がりが理想以上に素晴らしかったこと、曲順も見えて、アルバム全体のバランス/温度感が定まり、インストである程度仕上がっていた“Slow Banana”も〈ビーサンに歌ってもらうといいんじゃね?〉とチャラい考え、ではなくて、長年の音楽愛から培った〈ボンヤリした勘〉が働いたのです。

というわけで“Slow Banana”が出来るわけですが、そろそろ良い音楽のリンクを貼りつけないとリンクの神様に怒られるので貼っていきますよ! 僕がビーサンに感じたもの、ハーフビーの楽曲でめざしたものなど、便利なリンクで紐解いていきたいと思います。

★TONINHO HORTA “Diana” (80年作 『Terra Dos Passaros』収録曲)

所謂ミナス系を代表するブラジルのSSW、トニーニョ・オルタ。彼の持つ清涼感、透明感、そして瑞々しさが、僕の脳内では毎日のように、波打ち際のビーサンと交差しては消えていきます。

 

★KASSIN+2 “Agua” (2007年作 『Futurismo』収録曲)

神様カエターノの遺伝子を受け継ぐモレーノ・ヴェローゾ含むブラジルの新世代トリオ。カシンがフロントを務める本作はボサノヴァやサンバなどを含むトロピカリズモな躍動感に溢れており、この色気はビーサンにも出せるし、〈ビーサンの根底にある初期衝動はMPBにアリ!〉と、いつも勝手に盛り上がっています。

 

★SEAN LENNON “Two Fine Lovers” (98年作 『Into The Sun』収録曲)

ご存知ジョンの愛息子ショーン・レノンは、兄のジュリアンと違ってグランド・ロイヤルからデビューしてしまうような、良い意味でローファイ+インディーなスタンス。僕にとってはその堪らなさがビーサンにも強く通じていて、甘い濃度のソウル・フィーリングなトラックも、ビーサンなら彼のようにコケティッシュに歌ってくれそうだなーと思い描いたのが”Kids”なのです。眼鏡もかけてますしね。

 

★RICHARD NATTO “Bish’s Hideaway” (80年作 『Not Just Another Pretty Face』収録曲)

アルバムの最後はとにかく良い歌で締めたかったというのが一番最初にあったので、日本人で誰か良い人いないかなーと模索してる時に便利なリンクで知ったのがビーサンでした。これはもう運命ってことで依頼して良かったです。というわけでビーサンにも負けないスウィートな歌声を聴かせてくれるハワイのナイスガイ(私服ダサい)リチャード・ナットのこのカヴァーを。

以上、〈僕の思うビーサン像〉のほんの一部ですがリンクスキルによって味わっていただけたでしょうか? 今後もリンクはガンガン使って行きますのでよろしくお願い致します。あ! ビーサンやビデオ君と一緒に行く『innn HAWAII』ツアーいろいろ行くのでみなさまぜひホームページのチェックを! それではまたお会いしましょー。アロハ~。

【プロフィール】
HALFBY

HALFBY

高橋孝博(たかはしたかひろ)のソロ・プロジェクト。これまでにメジャーを含む4枚のアルバムをリリースし、全てのアルバムの楽曲は、日々お茶の間のBGMとしてテレビやラジオで延べ10年以上使用され続けている。平日はリミキサー/アレンジャーなどと並走し、アーティストへの楽曲提供から、企業CM、映画音楽などの制作をライフワークに、週末はDJとして京都から全国各地へ。2015年11月、4年ぶりとなるニュー・アルバム『innn HAWAII』をリリース。