最初のシングル“Bring The Beat”(85年)から30年、アシッド・ジャズ隆盛期に脚光を浴び、近年はニュー・ヴィンテージ系の大御所として名を馳せるラテン・パーカッション奏者の新作。リッチー・コールを粋にカヴァーした表題曲にはマーク・エヴァンスの歌唱を朗々と配し、ジェン・カーニーの歌う2曲もサニーサイドな心地良さに満ちている。マンボの名曲を取り上げた“Ole Mambo”といったオーセンティックな路線もいい。