通算15作目。もともとそっちの趣味も披露してきた人だが、今作はアダルト・オリエンテッドなロック度高し。本人いわくダーティ・ループス『Loopified』にインスパイアされたそうで、その影響はフュージョン風味なポップ・ナンバー“Can't Take It”などに顕著だ。ビートルズをレゲエ調でオマージュしてみたという感じの“Goodbye”は良い意味で中庸な味わいの極み。終盤ではいつものR&B紳士ぶりも聴けるのでご安心を。