チェンバー・ポップ・バンドという活動初期の面影も残しながら、さらなる進化を遂げた3年ぶりの新作。ブルックリンの5人組が今回挑んだのは、ビートを際立たせたインディー・ダンス・ロックだ。でもマニアックに寄りすぎず、メインストリームへ喰い込めるキャッチーな一枚に仕上がっているのが何とも彼ららしい。ほんのりファンキーな作りが、今様の〈シティー・ポップ〉と絶妙に共鳴しているところも注目ポイント。