リッカルド・シャイーの音楽人生を本人の言葉で振り返るドキュメンタリー。5歳の頃からレコードに合わせて指揮のまねごとをしていた少年が指揮者になっていく過程が、アバドやカラヤンとの出会い、スカラ座での修業時代のエピソードを交えて語られていく。また、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管とのリハーサルシーンも収録されており、その的確で具体的な指示出しは見事で、合理的に理想の音楽を作っていく姿は、ファンならずとも必見。グリモーとの対話もおもしろい。コンサート部分ではラルス・フォークトとのグリークのピアノ協奏曲を収録。日本語字幕付。