COLUMN

La PomPon、LinQ、Negiccoの2016年第1弾シングルが揃い踏み! FantaRhymeやX21など、おすすめ最旬アイドル盤も紹介

【ZOKKON -candy floss pop suite-】 第52回

La PomPon
運命をふたたび廻して、勝負の一年がスタートです!

 

 昨年1月のデビューからまだ1年と少ししか経っていないことを考えると、人気TVアニメ「名探偵コナン」のオープニング曲に起用された“謎”を含むサード・シングル『謎/ヤダ!嫌だ!ヤダ! ~Sweet Teens Ver.~』がオリコン週間チャートで8位を記録した昨年は、彼女たちにとって予想以上に実り多い年だったと言えるでしょう。2014年夏に結成され、東京は六本木を拠点に活動する6人組ダンス&ヴォーカル・グループ、La PomPon。着実にライヴを重ねてスキルアップするなか、さらなる注目必至の展開が訪れました。今年の第1弾となる通算4枚目のシングルは『運命のルーレット廻して/サヨナラは始まりの言葉』。先述の“謎”も小松未歩のカヴァーとあって話題になりましたが、今回の“運命のルーレット廻して”はZARDが98年に発表したメガ・ヒット曲のカヴァーとなります。

La PomPon 運命のルーレット廻して/サヨナラは始まりの言葉 Being(2016)

 ZARDといえば6人が所属するビーイングの大先輩、というかJ-Popの歴史に残る偉大な先達です。そのオリジナルは「名探偵コナン」のテーマソングとして人気を博した一曲でしたが、今回のLa PomPon版も今年で放送20周年を迎えた同アニメのエンディング曲に起用。しかも今年はZARDのデビュー25周年という運命的な節目も重なっています。なかなかの重責のようにも思えるものの、オリジナルが出た前後の97~2000年生まれのメンバーが揃ったLa PomPonだからこそ、この名曲をフレッシュに蘇らせる役割として適任だと言えるのではないでしょうか。

 La PomPonのヴァージョンは原曲と同じ池田大介が編曲を担当し、緩急に富んだオリジナルの印象を大きく崩さないアレンジに仕上げられています。ただ、印象的なスパニッシュ・ギターの導入部からどこかシリアスな情感を帯びていたZARD版と比べると、柔らかなストリングスや鍵盤が耳に残る6人の歌は、オリジナルとはまた別のスピード感を纏っているように響くはず。いつもの彼女たちとは違い、ほぼユニゾンの丁寧な歌唱で一体感を見せる姿も、爽やかな青春ムードを醸し出している要因かもしれません。

 青春ムードということなら、両A面のもう1曲“サヨナラは始まりの言葉”はさらに彼女たちの等身大に近いナンバーと言えるでしょう。〈新しい明日〉や〈眩しい未来〉を瞳に映した切なくもポジティヴな出来映えは、言うまでもなくこの季節がよく似合うもの。6人のうち4人がそれぞれ学校を卒業するタイミングということもあって、いつも以上に実感のこもった歌声にグッとくるはずです。

 さらに初回限定盤のカップリングには、“ろっぽんぎ体操 ~愛コトバはジャンパラポン!~”も収録。彼女たちのホームである六本木をテーマにした恒例のシリーズ第4弾ということになりますが、〈体操〉というだけあって今回はエクササイズ感覚の振り付けが用意され、ライヴ会場でもブートキャンプ状態(?)で盛り上がりつつ健康になれる楽しい一曲に仕上がっています。

 とはいえ、6人の備えた魅力とポテンシャルがこの3曲の充実ぶりだけに収まるものじゃないのは明らか。運命的な名曲との出会いも糧にして、2016年もLa PomPonはやってくれるでしょう! 

 

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