ディプロがフックアップしたアーティストのなかでも着実にキャリアを重ねているサンティゴールドの3作目。BCアイラヴマコネンをそれぞれ迎えた先行曲でフラグを立てていた通り、全体にジャネール・モネイ風味なシンセ・ポップの陽性も採り入れながら、従来の毒も盛り忘れない意欲作だ。元ヴァンパイア・ウィークエンドロスタムによるローファイなトロピカル・ベースで可憐に踊る、新たな表情にもやられます。