COLUMN

Crossfaithがキュレーター務める〈Bowline〉、間もなく開催! RIZEに80KIDZ、モードステップら出演者や観どころを徹底解説

〈TOWER RECORDS presents Bowline 2016〉

Crossfaithがキュレーター務める〈Bowline〉、間もなく開催! RIZEに80KIDZ、モードステップら出演者や観どころを徹底解説

2013年に始動し、これまでにMAN WITH A MISSION10-FEETBRAHMANDragon Ashといったキュレーターと共に、出演アーティストの選定やステージ演出などの企画を行ってきたタワーレコード主催イヴェント〈Bowline〉。4月9日(土)に東京・新木場STUDIO COASTで開催される第8回は、Mikikiで〈Crossfaith World Tour Diaries〉を連載中のCrossfaithがキュレーターに就任! 〈MASHUP〉というテーマのもと、ジャンルの垣根を越えて自由に音楽を鳴らす精鋭たちが国内外から集結する。

また初の試みとして、新木場での公演の後、同日深夜にはエクストラ・パーティー〈ECLIPSE〉を東京・渋谷SOUND MUSEUM VISIONで開催! こちらはクラブ・イヴェントとなり、新木場に出演した面々がDJで登場するほか、KSUKEHABANERO POSSEXXX$$$XLII & DJ SARASA)など、現行のダンス・ミュージック・シーンで注目を集める多彩なアクトを交えた一夜となる。今回Mikikiでは、新木場公演に登場する7組のアーティストの紹介と、エクストラ・パーティー〈ECLIPSE〉の観どころを徹底解説。昼夜に渡って楽しむも良し、どちらかに絞って遊ぶのも良し……うららかな春の休日を汗だくで楽しもう! *Mikiki編集部

★4月7日追記
Crossfaithから出演者へのメッセージが到着!

 

Crossfaith

THE MAD CAPSULE MARKETSに続き、日本人バンドとしては約10年ぶりにイギリス最大のメタル・フェス〈DOWNLOAD FESTIVAL 2014〉のメイン・ステージに立った大阪発の5人組。今回はキュレーターとして重要な役割を担うことになった彼らの実力は、誰もが認めざるを得ないだろう。今年はAA=SiMとのコラボで存在感を示す一方、引き続き大型フェスへの出演やツアーで世界中を駆け回っており、そのなかで培ったパワフルな演奏力、スモークや照明といった視覚要素を最大限に駆使するエンターテイメント性の高いライヴは、〈これが日本のバンド!?〉と思わず仰け反るほどの迫力だ。キルスウィッチ・エンゲイジの如き肉体的なメタルコアを主軸にエレクトロニックの要素を織り交ぜ、ドラマティックな美的アプローチも得意。作品を経るごとにヴォーカルやメロディーに磨きをかけ、即効性のあるヘヴィーさを高めている点もポイントだ。今回のステージにおいても、初めて観る人を豪快に巻き込んでいくパフォーマンスに期待したい。まだ20代とは信じ難い破格のスケール感をたっぷり味わってほしいものだ。 *荒金

Crossfaithの2015年作『XENO』収録曲“Wildfire” 

 

 Crossfaithの2015年作『XENO』収録曲“Devil's Party”

 

80KIDZ

正式デビューを飾る以前からネット上で公開していた音源が海外で話題となり、逆輸入される形で日本でもその名を浸透させてきた80KIDZ。2008年に初のオフィシャルCDとなるEP『Life Begins at Eighty』をリリースした後、当時のエレクトロ・ブームも味方につけて、2016年までにフル・アルバムを5枚リリースしている。同時期に登場したアーティストたちのなかには失速したものもあるが、その時々のトレンドを自身のスタイルへと昇華させてアップデートを繰り返してきた。さらにデビュー時から顔を伏せてきた匿名性、優れたアートワークなど、ファンを惹きつける引き出しの豊富さも手伝い、いまだ第一線にいる稀有な存在だ。また、自身を磨く傍ら、後進のフックアップにも積極的で、過去に主宰レーベル=KIDZ REC.からKIDO YOJIBAROQUEらをシーンに送り込む頼もしい一面も持っている。先日リリースされた新作『5』では、ハウスやブレイクビーツ路線へと舵を切った前作から打って変わり、ロック/エレクトロ指数が上昇して、ロッキン・エレクトロなモードへと切り替わっていた。今回のイヴェントにハマることは間違いないだろうが、常に時代の一歩先を見据える彼らの音が、ライヴでどのように再現されていくのかも観どころだろう。 *青木

Message From Crossfaith~

彼らのサウンドに初めて踊らされたのは、〈BIG BEACH FESTIVAL '10〉でのLiveでした! それから何度かクラブイベントで彼らのプレイで踊り、クラブを覚えたての自分には、楽曲や、場所を選ばないグローバルな活動に、とても魅かれていました。今回のテーマが〈MASH UP〉に決まった時に、80KIDZの2人ならLiveHouseとClubが混ざり合う、皆既日食のような超常現象が起こると思いオファーしました!(Teru

80KIDZの2016年のライヴ映像

 

 

MODESTEP

ジョッシュとトニーのフレンド兄弟が中心となって結成されたロンドン出身のロッキン・ダブステップ・バンド、モードステップ。2010年に現行ベース・ミュージック・シーンに多大な影響力を持っているYouTubeチャンネル〈UKF〉に提供した“Feel Good”のミュージック・ビデオが公開されるや否や、驚異的な早さで再生回数を伸ばし、レーベルと未契約の状態で一気にブレイクしてしまった。その後、エモーショナルなヴォーカルと、スクリレックスを彷彿とさせる攻撃的なドラムンベース~ブロステップを融合させたミクスチャー・スタイル、さらにEDMが徐々に盛り上がっていく機運にも乗り、ペンデュラムプロディジーに匹敵する激烈ライヴ・パフォーマンスが大いに受けてフェスやギグに引っ張りだこになるなど、ヨーロッパや北米を席巻した。2013年には待望のデビュー・アルバム『Evolution Theory』を、昨年はセカンド・アルバム『London Road』をリリース。メンバー・チェンジを経た『London Road』ではそれまでの激しさに加え、深みのある表現で成熟した姿を見せている。〈Bowline〉は、新体制で手に入れた奥行きのあるサウンドと、従来の激情スタイルの融合がいかにパフォーマンスへと反映されているのか、そんなバンドの進化/深化した姿を目撃する絶好のチャンスだ。 *青木

~Message From Crossfaith~

UK産のホンモノのBASS MUSICをロックバンドとしてプレイしている彼らの音楽は破壊力の塊でライブではその威力が更にアップする。百聞は一見に如かず! ライブ来る人も来ない人もチェックして欲しい!(Koie

 モードステップの2015年作『London Road』収録曲“Rainbow”

 

POLYSICS

テクノ~ニューウェイヴを音楽ルーツに持ち、パンクもポップスも自由に呑み込んだシンガロングせずにはいられないキャッチーな魅力を放つPOLYSICS。ピコピコの電子音を看板に、ハイテンションでまくし立てるサウンドの熱量は他の追随を許さない。昨年は〈偏愛シリーズ〉と題して、〈食〉や〈ウルトラ怪獣〉をテーマとしたコンセプト作を立て続けに発表するなどやりたい放題の暴走っぷりに拍車をかけている。また、昨年9月に2日間に渡って行われた東京・渋谷CLUB QUATTRO公演では、被りなしで100曲というびっくり仰天のセットリストを組み、観客の笑顔が咲き乱れる異質な空間を作り上げた(褒め言葉です)。何をやるにもエクストリームに振りきってナンボという姿勢が、ジャンルを飛び越えていまなお多くのファン層を開拓し続けている理由だろう。今年結成19周年に突入するにもかかわらず、ヤンチャな遊び心を忘れない初期衝動感満載のパフォーマンスは必見だ。彼らのライヴは、事前に予習せずとも音を浴びた瞬間に身体が動き出す快楽指数の高いステージが特徴。理屈抜きに音の渦へと身を委ねてもらいたい。 *荒金

~Message From Crossfaith~

TOWER RECORDSとの共同企画だからこそ実現できる、カオスなラインナップにしたいとメンバーで話していて、以前に一度対バンをしたことがある、POLYSICSにオファーしました! 彼らの世界観がどう科学融合するのか、想像しただけで心臓のBPMが上がっていきます! ハヤシさんのDJもぶっ飛んでるんやろうなぁ笑(Teru)

POLYSICSの2016年作『What's This???』収録曲“SUN ELECTRIC ”

 

 

Radical Hardcore Clique

日本においてラウド/ヘヴィー・ロックをメジャー・フィールドに押し上げた革命的なバンドのひとつと言っても良いバンド、FACTが残した功績は途轍もなく大きい。昨年11月にバンド主催のイヴェント〈ROCK-O-RAMA 2015〉をもって活動に終止符を打ったが、そのラスト・ライヴでは終盤にメンバー全員がステージ上で泣き出すという、ファンにとっても忘れられない光景として刻まれている――そんなFACTの凄腕ドラマーだったEijiが、Radical Hardcore Cliqueを率いて早くもシーンに戻ってきた。このバンドはEijiのほか、ドラマー兼トラックメイカーであり、ディプロのリミックスなども手掛けるsfprFzと、新進気鋭のビートメイカー・Invaderousから成る、2DJ+ドラムスという変則的なスタイルを取っている。先日“Choke”“Hard”“Guwap”が同時に配信リリースされたばかりだが、いずれもダブステップを軸にした刺激的なダンス・ミュージックを鳴らしている。今回初めてライヴを観る人がほとんどだと思われるが、デジタルと人力ドラムの融合ということで、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、正直なところ予想がつかない。だがFACTがそうだったように、何かやらかしてくれそうな予感に期待が膨らむばかりだ。 *荒金

~Message From Crossfaith~

Joy Opposites, ex.FACTのドラマーEiji君のやっているバンドということでどんな音楽をしてるんやろうと思ったら、1発でぶっ飛ばされました。とりあえずバキバキ! DJセットではバンドの雰囲気を継承したものになるのか、はたまたEiji君の大好きなグラインドコア一色になるかは神のみぞ知る……笑(Koie)

Radical Hardcore Cliqueの2016年のシングル“Guwap”“Hard”“Choke”トレーラー映像

 

RIZE

JESSEKenKen金子ノブアキといったキャラの立った3者を擁するRIZE。先日はJESSE擁するThe BONEZが新作『To a person that may save someone』(素晴しい!)を発表するなど、メンバーそれぞれが音楽に、役者業にと多方面で活躍しているが、そんななかでもRIZEでのライヴ活動はコンスタントに行われている。JESSEの荒ぶるシャウトや誰もが認めるスキルの高いラップも魅力だが、このうえなくヘヴィーなミクスチャー/ラウド・ロック・サウンドは歳を重ねるほどシャープになっている印象。97年の結成から間もなく20年が経とうとしているが、角は丸くなるどころかますますエッジーになっている点が凄い。そんな彼らが本領を発揮するのはやはりステージ上だ。灼熱の太陽の如く照りつける歌と演奏が、オーディエンスを非日常の世界へと誘ってくれることだろう。腹の底から元気が漲ってくるような3人の勇姿に注目だ。 *荒金

~Message From Crossfaith~

14年近く経った今も宝塚インターの高架下には、初めてスプレーを買い、ステンシルした彼らの“02”のジャケットが佇んでいる。当時、それまでのテレビで観ていたバンドとはまるで違う凶暴性、ストリート性、色んなモノが其処に蠢いていた。僕にとっての〈MASH UP〉の原体験は正にRIZEであり、まだ彼らを見た事がないキッズには是非見て欲しいと思う。(Hiroki

 RIZEの2015年のシングル“PARTY HOUSE”

 

WAGDUG FUTURISTIC UNITY

昨今はONE OK ROCKやCrossfaith、coldrainなど、世界を股に掛けてツアーをするバンドが増えているのは頼もしい限りだが、2002年にアジアのバンドとして初となるUSは〈OZZFEST〉のメイン・ステージに出演したTHE MAD CAPSULE MARKETSの存在を忘れてはいけない。同バンドの活動休止後、KYONOが立ち上げたソロ・プロジェクトがWAGDUG FUTURISTIC UNITYだ。過去にスリップノット主催の〈KNOT FEST 2014〉などにも出演している彼らは、マイペースな活動ながら作品を経るごとにバンド感を高めてきた。THE MAD CAPSULE MARKETS譲りのデジタル・ビートを継承しつつ、さらにカオス度を極めたヘヴィーなサウンドが魅力で、とりわけKYONOのアジテーション能力に長けた野性味溢れるヴォーカルは、海外勢にも負けない個性を光らせている。ハードコア調の咆哮で攻めるアプローチが多いものの、その歌声は耳馴染みが良く、持って生まれた天性のものなのか、ポップな印象さえ抱いてしまうのだ。とにかく、轟音の嵐と化す攻めのライヴ・パフォーマンスに度肝を抜かれること間違いなし! *荒金

~Message From Crossfaith~

説明不要、THE MAD CAPSULE MARKETSのボーカリストKYONOさんのやっているバンド。マッドを知らない世代にこそ見て聴いて体験してもらいたい。今回の〈BOWLINE〉には必須のバンドです。(Koie)

WAGDUG FUTURISTIC UNITYの2010年作『R.A.M』収録曲“DISCOLOR”

 

エクストラ・パーティー〈ECLIPSE〉の観どころ

ここでは、〈Bowline〉初の試みとして新木場での昼公演(1部)の後に渋谷SOUND MUSEUM VISIONで行われるエクストラ・パーティー〈ECLIPSE〉に参戦するアーティストたちに目を向けてみたい。1部の出演者であるTeruKoie(共にCrossfaith)、ハヤシヒロユキ(POLYSICS)、KenKen(RIZE)らによるDJは、メンバー個人のプライヴェートにより近い趣味・志向に触れることができると楽しみにしている人も多いのではないだろうか。個人的には、音楽ディガーでもある80KIDZのプレイで最先端の音楽に触れるのも一興かと思う。

KSUKEの2015年作『Weightless』収録曲“HEAL”。ラスヴェガスでパフォーマンスする様子が観られる

 

また、忘れずに挙げておきたいのがKSUKEだ。2015年、2016年とマイアミで行われた本家〈Ultra Music Festival〉に出演したライジング・スターは、いま日本でもっとも輝くDJのひとりだ。EDM界隈で人気を集めるものの、幅広い音楽的バックグラウンドを持つプレイは一見の価値あり。同じく〈Ultra〉参加組としては、ベース・ミュージックからアップリフティングな4つ打ちまで自在に操り、〈block.fm〉でも活躍中のTakeru John OtoguroTJO)も併せてチェックしておきたいところ。

TJOの〈block.fm〉でのパフォーマンス映像

 

そしてベース・ミュージック・フリークには、〈OUTLOOK FESTIVAL JAPAN〉でサウンド・クラッシュ・チャンピオンに輝き、国内外でその名を知られるHABANERO POSSEを強くオススメしたい。会場をコントロールして熱狂させる術に長けた彼らのプレイは、昼間のライヴ・イヴェントにも匹敵する勢いがあり、会場の一体感を高めること必至だ。

HABANERO POSSEの2014年作『WICKEDPEDIA』ティーザー映像

 

最後に、80KIDZのリミックスを手掛けるKAZUMA TAKAHASHIもご紹介。〈burn RESIDENCY 2014〉で注目され、イビサのクラブ〈Privilege〉〈Cafe Mambo〉〈Ushuaia beach club〉でレジデントを務めたこともある逸材で、テクノ~エレクトロ~ディスコ~ハウスなどなど、硬軟どちらもイケる柔軟さが魅力のDJだ。

KAZUMA TAKAHASHIの2014年のパフォーマンス映像

 


 

 

TOWER RECORDS presents Bowline 2016

開催日時:4月9日(土)
開場/開演:12:00/13:00
場所:新木場・STUDIO COAST
出演:Crossfaith、80KIDZ、モードステップ、POLYSICS、Radical Hardcore Clique、RIZE、WAGDUG FUTURISTIC UNITY
チケット:4,500円(税込/1D別)
※オールスタンディング
※小学生以上有料/未就学児童は入場不可

★詳細はこちら

 

TOWER RECORDS presents Bowline EXTRA PARTY 〈ECLIPSE〉

開催日時:4月9日(土)
開場/開演:23:00
場所:渋谷・SOUND MUSEUM VISION
出演:Teru(CrossFaith)、80KIDZ(DJ SET)、KSUKE、モードステップ(DJ SET)、ケミスツ(DJ SET)、TJO、Fz & Invaderous(Radical Hardcore Clique)、HABANERO POSSE、High Velocity、KAZUMA TAKAHASHI、Keisuke Matsuoka、 XXX$$$(XLII & DJ SARASA)、 Koie(CrossFaith)、 ハヤシヒロユキ(POLYSICS)、 KenKen(RIZE)、 KYONO(WAGDUG FUTURISTIC UNITY)、 OHNOFLJ)、THE GAME SHOP(DJ SET)、Tomy Wealsh(DJ SET)、T$UYO$HI(The BONEZ/Pay Money To My Pain

チケット:前売3000円/当日3500円

★詳細はこちら