XLと契約した19歳の英国女性ということもあるが、何よりそのヴォーカルからアデルの登場時を思い出さずにはいられない。低い声から滲み出るソウル感覚など、とても近いものがある。ただしサウンドは電子音を塗したもので、言うなればジェイムズ・ブレイク的。本作はXXを手掛けたロディ・マクドナルドのプロデュースによるデビュー・アルバムだ。大半がバラードであるだけに、ダンサブルな“Operater”が新鮮。