5年ぶりとなる3作目。ロンドン、LA、NYと生活環境を変え、アルバム制作資金を得るために音楽ジャーナリストとしても働いた彼女が、そこで獲得した新たな視点で曲を書き上げている。都市においての自分発見を主軸とした洞察力の鋭い歌詞に加え、みずからプログラミングとエンジニアリングも手掛け、サウンドの変化にも成長が見て取れる。それはさまざまな音と声とを幾重にも重ねたモダンな感触のものだ。