LFJ 2016 Recommended Discs
庄司紗矢香が当音楽祭で演奏する事でも話題のポスト・クラシカルの第一人者マックス・リヒターが再創造したヴィヴァルディの 《四季》。過去と現代が美しく再構築された心地よいアンビエントの世界。
2016年のテーマ 「ナチュール-自然と音楽」にふさわしい、イタリア風の軽やかなメロディと、ヨーロッパの春夏秋冬の様々な情景を描写したヴィヴァルディの《四季》。録音時期の異なる2種の《四季》が収録。
名曲 《白鳥》など、様々な動物の名前などが付けられた14曲の小品からなるユーモアと皮肉に溢れた組曲。アルゲリッチにクレーメルといった、垂涎の名演奏家が集ったこの作品の永遠の名盤。
今回初出演となる注目のピアニスト、ピエール=ロラン・エマール。現代音楽を得意とするエマールがメシアンの傑作「鳥のカタログ」を演奏します。ピアノで表現する鳥が新鮮! このアルバムには 《鳥のカタログ》から2曲収録。
流麗な悠久のメロディが印象的な、クラシック王道の名曲スメタナの 《モルダウ》。民主化革命により42年ぶりに祖国の土を踏むことになったクーベリックと、チェコ・フィルによる感動の名演。
ヴィヴァルディの 《四季》を意識して作曲されたグラスの 《アメリカの四季》。4楽章のどれが “春夏秋冬”か明記されておらず、想像に委ねられています。ひんやりとした空気感。ミニマルな音型が優しくループする。
作曲家のイマジネーションの世界を探る。様々な表現が凝縮されたストラヴィンスキーの 《春の祭典》は、荒々しく強烈なリズム、複雑な変拍子、当時どれもが衝撃を与えました。革新に満ちたブーレーズ初期の名演。
『熱狂の日』音楽祭 “初”の日仏共通オフィシャル・ブック。音楽祭のテーマである 「自然と音楽」の多様な関係性=ヴィヴァルディの 《四季》といった作品、そして時代から見た自然への考察など興味深い内容盛りだくさん。
音楽と自然と私たち…様々な“カタチ”で繋がり、そして広がる世界。楽器のこと、自然のことなど様々な角度から、一つずつ丁寧に紐解いていく。「聴く」時の想像力が増して、初々しく感じることができそうです。