言葉と音の両面で極めてイマジナティヴなSF的世界観を描き続ける彼らの7作目。古き良きハード・ロックが持つへヴィネスへ接近した前作の流れを汲み、シンセ主体の踊れる心地良さよりも、重く激しいバンド・サウンドに寄せた音作りに思わず興奮。これまで以上にメッセージ性が強く、現実社会への風刺を込めた歌詞もいい。とはいえメロディーは相変わらずドリーミーで美しく、ポップな聴き心地をキープしているのは流石!