マイアミ出身のサックス奏者ジョー・マクフィの70年作が復刻! このふてぶてしいジャケからして只者ではないわけですが…全編を通してスリリングな演奏が繰り広げられている知る人ぞ知る名作で、冒頭(1)は感情をまるまる吐露しているようなフリーキーでマッドなサックスが炸裂、そして(2)はグルーヴマニア悶絶の強烈なファンク! アジテーションを含みながら音楽は実にビューティフル、レアグルーヴとしては歪すぎ、フリージャズとしては不思議と耳馴染みしてしまう絶妙な立ち位置のコレぞ、『アッティカ・ブルース』と並ぶ70年代ブラックジャズ怒りの逸品でありましょう。