元BEAT CRUSADERSのケイタイモを中心に腕利きたちが集まって、自由闊達な音世界を追求しているビッグバンドの2作目。猛烈果敢に変拍子で迫るアンサンブルはエキセントリックながらも基本は人懐っこさに溢れており、めっぽうスウィンギーでやたらプログレッシヴな表題曲ほか聴き手を最終的に笑顔へと導いていく演奏だらけ。デューク・エリントンの変態面に反応してしまうような人にとって大いに歓迎される音楽だろう。