同名のゴスペル大物とまぎらわしいが、こちらもグループなどで長年ゴスペルを歌ってきた人。本作は仏ディギー・ダウンが推進するアーバン・リヴァイヴァル運動の一環として、洗練のスムースネスを注ぎ込むワッズを中心に、タッチ・ファンクやドイツのセルジオ“DOC”バロンら欧州Gの精鋭が陰陽のグルーヴを提供。ただ、情熱的なセルフ・プロデュース曲はその範疇に留まらず、外見のわりにナヨ成分の強い歌唱も良好だ。