ジャケットのどぎついウーパールーパーが強烈に目を惹く12作目。ジャングル風味のブレイクビーツフォークっぽいメロと世界への嫉みが押し込められた“M-AGE”を筆頭に、大人になり損ねた大人の哀感とハードコア・テクノの享楽性が何度も交差。その二面性に胸を掻きむしられるような一枚だ。ガバ・キックの嵐のなかをゆるめるモ!けちょんももぴの涼しい声が泳ぐ表題曲は、何だかわからぬ迫力が感動的ですらある。