オランダ人ギタリスト、ジェシ・ヴァン・ルーラーの奥方でもあるシンガーの2作目。夫がプロデュースを担当し、彼女はピアノを弾き語り、アルト・サックスやバス・クラリネットの音色もそこに重ねてジャジーな音作りを実践している。アレンジは自身の手によるもので、才女っぷりもチラリ。ヴォーカルは素直で優しく、フレンドリーだ。ビートルズ“She's Leaving Home”のカヴァーが落ち着いた雰囲気で良い。