INTERVIEW

Dorothy Little Happyの現在進行形とは? 鮮やかな個性をより明確に打ち出した新シングル“バイカラーの恋心”を語る

Dorothy Little Happyの現在進行形とは? 鮮やかな個性をより明確に打ち出した新シングル“バイカラーの恋心”を語る

弾けるように明るいドロシーの現在進行形とは――1+1の魅力を磨き上げて、バイカラーの鮮やかな個性をより明確に打ち出した待望のニュー・シングル! 

 青い空と白い雲の鮮やかなコントラスト、それは2つの個性が創り出す1つのユニットの可能性を映すものでもあります。Dorothy Little Happyが今年最初のシングルとして届ける“バイカラーの恋心”は、晴れやかな色使いで梅雨明けの先を描いたような、眩しい季節への期待を高める快曲に仕上がってきました。

Dorothy Little Happy バイカラーの恋心 ユニバーサルGEAR(2016)

白戸佳奈「〈夏に向けてみんなで楽しめる曲が欲しい!〉っていう話をいっぱいしてるなかで出会えた曲です。もうライヴでも歌ってるんですけど、イントロが鳴ると会場の皆さんがドキドキしてるのが伝わってきて、一緒に盛り上がれる曲になっています」

髙橋麻里「曲調も明るくて、さらにドロシーに恋してもらえる曲になっています。あと、青い衣装は今回も私のイメージを形にしていただいたものなんですけど、白いほうはSIGNOというチームの皆さんにスタイリングしていただいて、2人の衣装が違うんですよ。バンダナをオシャレに取り込むのが流行ってるんですけど、それも歌詞に合っていたり」

佳奈「衣装がここまで違うのって初めてぐらいだよね。麻里ちゃんがおしとやかで、あたしが活動的っていう、一目で2人の個性がわかる感じに仕上げていただきました」

 新しい衣装やヴィジュアル・イメージ、アートワークも然り、シンメトリーを印象的に多用したダンスの振付けも然り、バイカラー(2色使い)というだけあって、今回は随所で〈2人で1つ〉の個性をフィーチャーしているのがポイント。つまり、それは〈5−3〉から〈1+1〉に切り替わった2人の意識を体現したものでもあるわけです。昨年末のシングル“Restart”が文字通りの再始動を決然と歌い上げる出来映えだったのに対し、明るくキュートに弾ける今作の風通しの良さは、屈託なくパフォーマンスを楽しむ2人の、今の気分をそのまま反映しているようにも思えます。

佳奈「仰る通り、“Restart”は2人になって最初の曲だし、レコード会社を移籍して最初のシングルでもあったので、〈ドロシーは2人でもがんばっています!〉っていう気持ちで精一杯な部分はあったと思うんです。2人での新しい魅せ方を模索している最中でもありましたし。それから半年ぐらい経って、〈今のドロシー〉が見つけられてきた段階でのニュー・シングルということで、2人のいいところが詰まった自信作になったなと思います」

 そんな“バイカラーの恋心”はいずれも初顔合わせの作家陣(作曲:田中俊亮、編曲:西岡和哉)を迎えたナンバーですが、そこに作詞生活35周年を迎えた岩里祐穂が名を連ねているのも大きなトピックでしょう。

麻里「私にとっては大好きな『マクロスF』や“創世のアクエリオン”の歌詞を書かれている方で、〈わっ〉って思って(笑)、嬉しかったです。こんな素敵な、すごい方がドロシーのために作詞してくださるっていう……」

佳奈「最初にいただいた時は〈なんて可愛い歌詞なんだ!〉って感激してしまいました。個人的には、サビの最後の〈ときめきは なぜ この胸の切なさを試すんだろう〉って部分がすごく好きで。ここをぜひたくさん聴いてほしいです。新しい作家の方たちとお仕事させていただくとドロシーのチームが広がってる感じがして嬉しいですし、レコーディングでもライヴでも歌っていて新鮮な気持ちになりますね」

 そんな新たな代表曲となる表題曲に加え、3種のカップリングもそれぞれのカラーを見せてくれるもの。10代のシンガー・ソングライター、タケトモアツキモノクローグ)による“雨が降る夜空”は、素朴でヒネリのあるメロディーがフォーキーに仕上げられた逸曲で、ここでは「デモで聴いた時からお気に入りで、詞を書きたいなと思っていました。ホテルの部屋に夜ひとりでいる時に書いたので、そういう寂しい情景が浮かぶ感じになっていますね」という佳奈が、遠距離恋愛をモチーフに切ない想いを綴っています。

 一方、はっちゃけた“ASHITA TREASURE!!”はアニソンのようなノリもあるポジティヴな出来で、「これは小悪魔みたいな感じでレコーディングしました。ツノ生やして(笑)。かっこかわいいロックみたいな、ドロシーにありそうでなかった雰囲気の曲です」(麻里)という通りのナンバー。ただ、なかでもやはり重要なのは“Dorothy Train”でしょう。これは“ASIAN STONE”(2013年)以来ドロシーに多くの詞を提供してきたMariko Nagai永井真理子)がおよそ1年ぶりに書き下ろしたもの。

佳奈「レコーディングにも立ち会ってレクチャーしてくださったんです。久しぶりにお会いできて、〈2人の味方だよ〉って言っていただいて……もうハグしちゃいましたね(笑)。これは1曲の中にドロシーの〈これまで〉と〈これから〉がギュッと詰まった内容で、ずっと見守ってきてくださったMarikoさんじゃなきゃ書けない歌詞だと思います」

麻里「やっぱりこの“Dorothy Train”の、2番の歌詞がいちばん好きですね。人生っていろんなことがあると思うんですけど、そこから目をそらさず、過去も全部受け入れて今を生きていくことの大切さを、改めて真理子さんから教えていただいた気がします」

 ちなみにここで作曲を担当したのは、“Restart”で出会ったRETO小山結衣。まさに、過去と未来を繋ぐ線路の上で鳴り響くナンバーには相応しい組み合わせというわけです。そんな自信作を引っ提げて、7月には結成6周年を迎えるDorothy Little Happy。加速していく2人の姿はまた新しい未来地図を目の前に広げてくれることでしょう。

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