アメリカンでブラック・クロウズやスレイヤーを送り出していたリック・ルービンが新たに契約したカントリーの巨匠。古いヒルビリーや聖歌を取り上げてアメリカの光と闇を描き出す試みは、オルタナ・ブームの狂騒が過ぎた後のささくれた空気感を反映したものだったか。キャッシュ御大にとっても亡くなるまでのライフ・ワークとなった。