親日家でもあるUKのプロデューサーが3年ぶりに発表した3作目は、初期の作品から東洋的な美的感覚へのただならぬ関心を窺わせてきた彼らしく、オリエンタルなムードを滲ませたもの。ピアノやハープ、チャイム、琴などの奏でる美しいメロディーをさまざまなビート上に魔法みたいに優雅に乗せていく心地良さときたら! いまにもトム・ヨークが歌い出しちゃいそうな気配もあるリード曲“Time Eater”の美しさには脱魂です。