年に1枚のペースで好調なリリースを続けるオランダ産バンドの3作目。フュージョンに軸足を置いた爽快サウンドは今回も冴え渡っており、スティーヴィー風の旋律とハーモニカが印象的な“Spirit One”や、ヘストンをゲストに迎えたメロウなラヴァーズ“Love Leads The Way”なども最高だ。何よりすべての曲において、イヴリン・カランシーの滑らかな歌声と温かな音色のホーン隊がふくよかな聴き心地をもたらしている好盤。