これは鮮烈。デルタ・ブルースアフロ・パンクをぐちゃっと混ぜ、聴く者の心をえぐるように歌うナッシュヴィルの女性シンガー・ソングライターが放ったデビュー作だ。過去に負った傷をウィットに富んだ歌詞を通じて告白。〈まるでサザン・ゴシック文学のよう〉とも評されるほどどこか不気味で、死の匂いすら感じさせる。プロデューサーはヨ・ラ・テンゴスリーター・キニーを手掛けたロジャー・ムーテノット