屈強な顔ぶれのなか、タマ・スモシュテフィといった女性DJ/プロデューサーも目立っているベルリンのオストグート・トン。なかでもこのヴァージニア嬢の独創性は折り紙つきで、DJプレイ中にみずからマイクを持ってアドリブで歌うほどエネルギッシュなもの。ファースト・アルバムとなる本作でもシカゴ・ハウスアシッド・ハウスといったルーツを感じさせるトラックメイクに加え、数曲で自慢の歌声を披露している。