プロファイルの前身で活動し、H・タウンのライヴ構成員でもあったルイジアナのシンガー。これは15年近いソロ・キャリアから選りすぐったベスト盤で、〈サザン・ソウルのバッド・ボーイ〉を自称するほどの濃さはないぶん、ローカル産ならではの味が出ている。当時のバッド・ボーイ作品やR・ケリーの気軽な模倣から、ご当地ダンス・ナンバー“Zydeco Bounce”まで、いわゆる〈レトロ系〉の生真面目さとは真逆の黒いノリが楽しい!