アクトレスの御眼鏡にも適ったケンブリッジの異才がランプから。スクエアプッシャー弟が作ったチープなシンセ・ファンクを昨今のインダストリアル潮流下の音像で昂ぶらせたような作風は、いろんなものを錯誤しながらも、器用貧乏に陥らないエグ味を残した作りっぱなし感が最高。奇抜なトラックがズラリと並ぶなか、アシッドなリフレインが硬めな鳴りでビートとズレていく“Swat Erect”が気持ち良すぎ。