全編ブルースのカヴァーで挑んだ前作から6年ぶりとなる新作は、幼い頃に親しんだという40~60年代のカントリー集。しかもナッシュヴィル録音で重鎮トニー・ブラウンをプロデューサーに迎え、ヴィンス・ギルエミルー・ハリスジュエルウィリー・ネルソンとのデュエットも収めた贅沢な作りだ。バック演奏こそ古き良きスタイルだが、歌はいつものシンディ節と言えるポップなもの。聴く者を選ばないところが良い。