カーラ・ブレイが80歳になったらしい。ゾクゾクと訃報が舞い込む今日この頃、何やらとても嬉しい。しかし、そのカーラの書いた新作は今の日本のスポーツ界には意味深な曲だ。組曲《Andando el Tiempo》は、(麻薬などの)中毒患者が中毒から解毒され、治癒する三段階を表現したものだという。続く、2曲目は、老婦人たちの井戸端会議を盛り上げる、そんな美味しいゴシップのことを言うらしい。カーラが参加する井戸端会議のゴシップネタってなんだろう。アルバムの最後を飾るのは、このトリオのサックス奏者、アンディ・シェパードの結婚を密かに祝う曲だが、タイトルは、詩人のポール・ヘインズの作品からとったという。円熟のカーラ節、いいね!