「火星に1人取り残された宇宙飛行士が無事に地球に生還できるのか?」概要だけ聞くといかにも重い映画を想像するが、リドリー・スコット監督はそうはしなかった。二時間半近い長尺映画だが全く長さを感じず、終始明るくテンポがよくあっという間。なんといってもポイントは音楽。ディスコミュージックが映画を彩りテンションをあげてくれる。ボウイの『スターマン』が流れるシーンは感動もの。それにしても、主人公のマット・デイモンはやっぱり知的な役がよく似合う。完全にハマり役。映画のキャッチフレーズこそ大袈裟だが気楽な気持ちで観るべし。観終えたあときっと勇気をもらえるはず。