実力派テノールの久しぶりの待望のリリースです。「トスカ」の“星は光りぬ”を始めドニゼッティ「アルバ公爵」より“清く美しい天使よ”等、名アリアをふんだんに歌い上げます。「リゴレット」からは“あれかこれか"、“女心の歌”、そして“彼女がさらわれた”も収められていて、実際の舞台をも彷彿とさせ、臨場感も増します。相変わらずの輝かしいまでの美声は本当に素晴らしい。そして、“フェデリーコの嘆き”等でふと見せる優しい情緒的な歌唱も雰囲気があって素敵です。ピアノは最近活躍が特に目覚ましい注目のマエストロ。こちらの共演というのも聴きどころです。