スタックスと運命を共にしたサザン・ソウル・シンガーが、再興した古巣に戻って新作を発表。昨年の来日公演でも絶好調だったディープにして優しい歌い口は76歳になってもほぼ変わらず。ジョン・レヴェンサルが制作した楽曲は、往時のメンフィス・サウンドを忠実に再現したもので、アルバート・キングに提供した“Born Under A Bad Sign”のセルフ・カヴァーもブルージーに快唱。ズッシリと響くバラード集だ。