女性シンガーと男性プロデューサーによる英国産ユニットの初作は、ドライザボーンが関わった“Listen”を筆頭に、往年のUKソウルを思わせる軽やかさが基調。加えて、大らかなホーン&ストリングスがシカゴ・ソウル風な表題曲や、フィリー調の流麗な4つ打ちなど、ソウルへの憧憬がたっぷり込められた内容はモダン・ソウルの文脈でも好評を得そう。心地良さだけではない、ソウルの旨味がじゅわっと滲み出る好盤です。