『ROCK IN DISNEY~Season of the Beat』に参加した次世代の14組を紹介! Pt.2
7. fox capture plan×大森靖子 “不思議の国のアリス”
昨年の『BUTTERFLY』(Playwright)がロック方面からも好評価を得ているfox capture planはカヴァー巧者としても知られるジャズ・バンドですが、今回「ふしぎの国のアリス」から“Alice in Wonderland”を取り上げるにあたってヴォーカルにオファーしたのは大森靖子! 最新作『TOKYO BLACK HOLE』(avex trax)でも独特のカラフルな世界を描き出していた彼女の存在感が物語にハマりすぎです!
8. KenKen “グリム・グリニング・ゴースト”
ムッシュかまやつ&山岸竜之介とのLIFE IS GROOVEで『コンディション・ファンク』(TENSAIBAKA)を発表するなど、相変わらず多忙な敏腕ベーシストは、多彩な楽器を操って「ホーンテッドマンション」から“Grim, Grinning Ghosts”をシアトリカルに披露。JERK EGGPLANT時代の仲間であるIchiroをギターに迎えているのも注目だ。
9. Shout it Out “ゴー・ザ・ディスタンス”
ニュー・シングル“青春のすべて”(ポニーキャニオン)で早くもメジャー・デビューを果たした大阪の新星は、「ヘラクレス」から藤井フミヤ版の日本語詞で“Go the Distance”を勢い良く演奏。バンド自体の瑞々しい初期衝動と楽曲の前向きなメッセージがマッチして響いてきます。
10. SpecialThanks “自由への扉”
ポップな最新ミニ・アルバム『heavenly』(KOGA)と並行して新編成に移行したメロディック・パンク・バンドは、「塔の上のラプンツェル」から名曲“When Will My Life Begin?”をダンサブルに演奏。Misakiのスウィートな歌声が映える!
11. Civilian Skunk “トゥ・ワールズ”
地元を拠点にしながら海外へも活躍の場を広げ、今年もシングル“ReSTART”(BAMBOO SHOOT)を出している沖縄の4人組は、「ターザン®」の“Two Worlds”を力強くカヴァー。三線をあしらったレゲエ調の展開やシンガロングなパートなどライヴ感を封じ込めた作りが熱い!
12. 鷲崎健 “君のようになりたい”
ラジオパーソナリティを起点に、昨年も『What a Pastaful World』(アトミックモンキー)を発表するなど音楽活動にも定評のある鷲崎健は、「ジャングル・ブック」から“I Wan'na Be Like You”を熱唱。ルイ・プリマのエンターテイナー精神を意識したような歌いっぷりがいい。
13. SAKANAMON “カラー・オブ・ザ・ウィンド”
4枚目のアルバム『HOT ATE』(Getting Better)も好評のスリーピースは、「ポカホンタス」の“Colors of the Wind”をカヴァー。湯川れい子の訳詞が醸し出す独特のリリシズムがバンドの持ち味にうまく溶け合って、アルバムの中でもひと味違う叙情的なカラーを出している。
14. asobius “小さな世界”
「ニューヨーク・ワールドフェア」からお馴染み“It's a Small World”を幻想的に取り上げたのは、今春の『parade of life』(RX/UKプロジェクト)も好評だった5人組。ポジティヴィティーに溢れたバンド自体の音楽性が原曲のファンタスティックな多幸感に通じるあたりも勝因でしょう。