大ヒットした“シュガーソングとビターステップ”も収録しているが、万一その曲がなくても、このニュー・アルバムの輝きに変わりはないだろう。スカのリズムを試したり、ブルージーなファンクを披露するなど小技も利かせつつ、三者三様の個性を発揮したアクロバティックな演奏も、冴え渡ったメロディーメイクも、尖りながらどこまでもポップに突き抜けている。いまや日本を代表するバンドと言えそうな彼らの、絶好調な6作目。