トニー・アレンを中心にした、その名の通りアフリカ音楽とハイチ音楽を融合させた演奏集団。連行された奴隷がアフリカから持ち込んだ文化と現地の土着的な宗教が結び付いて独自の音楽を培ってきたハイチだけに、実際の距離よりも音楽性に遠さは感じないものです。トニーの叩き出すアフロビートにヴードゥー的なパーカッションと歌唱が絡み合ってハイチ風味なファンクに。黒人音楽の多様性が味わえる一枚。