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【tofubeatsの棚の端まで】第42回 問題 ~ミツキ、ブラッド・オレンジ、アヴァランチーズの生きる助けになりそうな3作品!

ノー・プロブレムならざる日常、その滅々に寄り添ったりもする魔法の連載フロム神戸!

【tofubeatsの棚の端まで】第42回 問題 ~ミツキ、ブラッド・オレンジ、アヴァランチーズの生きる助けになりそうな3作品!

坂本慎太郎氏の新譜を購入してウンウン言いながら聴いております。こちらは感想が全然まとまらなさそうなので次回以降どこかで取り上げたいところなtofubeatsです。なかなか人生を生きているといろんな問題にブチ当たるわけですが、それってすべてが解決できることではなかったりもすることで、そういう際に音楽が助けになるような時もあるんじゃないかと思います。今回は特別にそんなことを感じる3枚を紹介したいと思います。

 

MITSKI Puberty 2 Dead Oceans/HOSTESS(2016)

最近〈衝動的な音楽〉というと、実はそうでもなかったり、生卵をコンクリートに投げつけたようなものしか眼につかないことが多いですが、“Your Best American Girl”はそういうのとは久々に全然違う、飛び出しそうな気持ちとそれを留めておきたい気持ちの衝突みたいなのが感じられて素晴らしい一曲でした。出張から帰ってきたら起動したまんまのPCになぜかこの曲のYouTubeが開いていて、開いたことも覚えていなかったのですがとにかく出会いも含めて最近聴いた曲ではいちばん印象的。“Happy”のドラムマシーンが唸るイントロも予想外で超興奮。

 

BLOOD ORANGE Freetown Sound Domino/HOSTESS(2016)

前作『Cupid Deluxe』の完成後に自宅が全焼……とのニュースを見てから、その環境が次作にどう結実するのかと思ったら〈ホームタウン〉をテーマにした一作が完成した模様。Ava Raiinも参加の“Thank You”の風通しを感じると、新しいステージに向かっている感じがします。

 

THE AVALANCHES Wildflower Modular/ユニバーサル(2016)

個人的な思い出と接続されすぎているので、『Since I Left You』を聴くと無条件にせつない気持ちになってしまいます。もう一生作品なんて出ないだろうなと思っていたところに、しっかりと良いアルバムを持って帰ってきてくれたというのが何よりも最高です。リリース前に声明文が出ていたとおり、音楽は魔法だと信じている人間にしか作れないビートはバッチリ健在。

 


tofubeats(トーフビーツ)
90年生まれ、神戸在住のトラックメイカー。G.RINASALU℃-ute矢野顕子SMAPスカイラー・スペンス和田アキ子ライアン・ヘムズワースらの楽曲を手掛け、自身のアルバム『POSITIVE』とリミックス盤『POSITIVE REMIXES』(UnBORDE)も好評リリース中! 7月からは資生堂が送る〈花椿アワー〉のDJも担当しています。そんな多忙の合間を縫って次なる作品も絶賛進行中!? 最新スケジュールは〈https://tofubeats.persona.co/〉で確認を!

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