類稀なるセンスとアイデアで絶賛されているエレクトロニック・ミュージック界の逸材、ジャック・ハミル。この新作は、18歳だった2008年に制作したという音源集です。粗削りなまま電子音やグリッチ・ノイズが溢れ出し、淡く美しいメロディーが時折差し込まれて……これはエイフェックス・ツインのかの名盤を彷彿とさせるもの。抑えようのない衝動が潔く出ていて、音楽的な物語を構築せんとする早熟な天才性も窺えます。