現代電子音楽界の至宝、ニルス・フラームによる新プロジェクトとして話題をさらったデビュー作『The Gamble』から半年、早くもその続編的な作品が登場。圧倒的な美意識で貫かれた世界観は変わらないものの、前作の陰鬱としたムードとは一転、爽やかで多幸感に溢れた楽曲が並ぶあたり、初作の〈対〉として聴いてみると、ポスト・クラシカル宇宙のさらなる拡がりを感じることができるかもしれません。