“ユニバーサル音源”を高音質で復刻する、SACDハイブリッド盤の新規シリーズ誕生

 これまで、通常盤CDのシリーズとして長年ご好評をいただいている『タワーレコード“ヴィンテージ・コレクション+plus”』に加えて、あらたにユニバーサル音源の“SACDハイブリッド盤新規シリーズ”が始動します。

 2004年より独自にオリジナル企画盤を発売してきましたが、発売タイトルも1,000タイトルを超え、累計売上で100万枚を突破しました。これを記念しての新規シリーズのスタートです。第1回目の3タイトルは、いずれも名の知れた名盤ばかり。全て初SACD化です。

CARLO MARIA GIULINI,CHICAGO SYMPHONY ORCHESTRA マーラー:交響曲第9番、シューベルト:交響曲第8番「未完成」 TOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE COLLECTION +plus(2016)

ISTVAN KERTESZ,VIENNA PHILHARMONIC ORCHESTRA ブラームス:交響曲全集、ハイドンの主題による変奏曲 TOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE COLLECTION +plus(2016)

MARTHA ARGERICH,KIRILL KONDRASHIN,ROYAL CONCERTGEBOUW ORCHESTRA,BAVARIAN RADIO SYMPHONY ORCHESTRA R=コルサコフ:シェエラザード/チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 TOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE COLLECTION +plus(2016)

 制作するにあたり、本国のオリジナル・アナログマスター・テープより高品位でデジタル化した音源を使用し、本国の専任エンジニアがこのシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。DGとDECCA&旧PHILIPS音源ではそれぞれ制作工程が少し異なりますが、これは本国のレーベルの方針です。重要な点は、デジタル化やマスタリングの工程含む復刻のプロセスそのものがここ数年進化してきたということです。デジタル技術に関わる機材は常に進歩しており、より高品位で繊細な音源制作が可能となってきました。オリジナルのアナログマスターを今だからこそ、より高音質で楽しむことができます。これまで通常CDの“ヴィンテージ・コレクション+plus”も、アナログ音源に関しましてはその都度、本国のオリジナル・アナログマスター・テープより192kHz/24bitでデジタル化した音源をCDマスターに使用してきましたが、このSACD企画では、さらに素晴らしい音でリリースすることが可能となりました。SACD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけると思います。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。

 今回の新シリーズでは、SACDフォーマットとCD層という2つの形態で、名盤の魅力をより掘り下げていきたいと考えています。2004年から続くタワーレコード・オリジナル企画盤に新たな1ページが加わります。