こんにちは。Mikiki編集部では、タワーレコードのフリーペーパーであるbounce誌やintoxicate誌からの記事をMikikiに転載する、という業務も行っています。各人におおまかな担当ジャンルがあったりなかったりで、僕なんかはジャズやクラシック、ワールドなどの記事入力を任されることが多いのですが、状況に応じてそれぞれが色々な記事を入力しています。記事内に貼る動画を探してくることも重要な作業のひとつなのですが、そんな日々の仕事のなかで、日頃あまり聴かなかったりほとんど知らなかったりするジャンルの楽曲にグッとくることも少なくありません。今日はそんななかからいくつか紹介したいと思います。

まずはこちらの記事から。 作曲家ペーテル・エトヴェシュによる楽曲“スピーキング・ドラム〜パーカッションとオーケストラのための4つの詩”について、マルティン・グルービンガー(パーカッション)が語る動画です。

のっけから妙にハイテンションな語りですが、たびたび挿入される演奏時の映像でもパーカッションを叩きながらやたらと叫んでいます。オーケストラと共演している恐らく本番時の映像でも身体さばきや表情がとても面白いし、なによりパーカッショニストとして演奏がかっこいい! 身振り手振りや奇声を含めてのパフォーマンスであり楽曲なんですねー。この面白そうなプログラム、東京オペラシティで5月22日(木)に開催されるみたいなので詳しくは先ほどの記事内のリンクからどうぞ。ちなみに開演時間から考えても僕は行けないと思います……。

お次はこちらの記事から。ボカロです。ニコニコ動画は全然見ないってこともないんですけど、ゲーム実況動画とかが中心で。ボーカロイド周辺はあまり詳しくないんですけど、こういうのもあるんですね。

 なんか楽しい。あまり体験したことがない種類の心地よさ。作者であるOSTER projectさんのインタヴュー記事も掲載されていますが、こんな方が作ってるんですね。びっくりです。ここに貼ったのはYouTubeの動画ですが、ニコニコ動画でも同じものが公開されているので、ぜひどんなコメントが付けられているのかチェックしてみたいと思います。コメントを読みながら見聞きするのは、また〈ならでは〉の楽しみがありますしね。

 もっとどんどん色々と紹介するつもりだったのですが、もうわりと長くなっちゃいましたし、時間的な都合やネタ的な都合も考え(?)、小出しにしていくことに(いま)決めました。というわけで、最後に、僕が〈入力〉した記事ではないのですがこちらの記事を。

元モーニング娘。の田中れいなさん擁するガールズ・ロック・バンド、LoVendoЯです。個人的に、2009年の夏に突如モーニング娘。ファンになってしまった流れ(その辺りのことはおいおい書きます)で結成時の動向はチェックしていたのですが、フォーク・ソングのカヴァーやその後いくつか聴いたオリジナル曲にはいまいち心惹かれず……(すいません!)。しばらく心身に余裕がなかったこともあって活動を追えずにいたのですが、今回bounce誌で大々的に特集された先ほどの記事がMikikiに転載されているのを見て「いまどんな感じなんだろう」と聴いてみたら……かっこいいじゃないですか! ソロ・パートもハモって歌うパートも、ツイン・ヴォーカルならではの良さがどんどん出てきたような気がします。サビが妙に印象に残って、ここ数日しょっちゅう頭のなかで鳴ってたり。最近ほんの少しだけ気持ちに余裕が出てきて、LoVendoЯに限らずラジオ番組なんかもたまには聴けるようになってきたんですが、知らないうちにメンバーがめちゃくちゃ馴染んでてトークもやたら面白くなってて、またびっくりでした。

軽く触れるつもりだった最後が一番長くなってしまいましたが、それではまた。