前作『daydream ep』は500枚がソールドアウトするなど、ライヴハウス界隈で話題のバンドによる新編成でのミニ・アルバム。リヴァーブの効いたローファイな音像で掻き鳴らされるギター・ポップはいかにもインディー然としているが、90年代のパワー・ポップにも通じる“ファンタジア”をはじめ、甘いメロディーの中毒性はどの曲もかなりのもの。スピッツを意識したバンド名にも顕著な、その秘めたる大衆性がいよいよ花開くか?