2013年にはドキュメンタリー映画も製作されたカリプソ・ローズが、70代になって初のアルバムをリリース。〈カリプソの女王〉の名に恥じないオーセンティックなカリプソ/ソカを披露しており、陽気で大らかでどこまでも優しい歌声にアタマ空っぽで包まれたい。異色なのは、彼女を慕うマヌー・チャオが客演したラテン・ミクスチャー“Leave Me Alone”。つんのめり気味のビートを難なく乗りこなす女王の姿にヤラレます。