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多様な重音のハイブリッド! HNIBと共振する日本のハードなBAKEMONOたち

Crystal Lake THE SIGN CUBE(2015)

メタルコアの重厚感を主軸にヒップホップのノリも上手く採り入れ、フロアでの機能性に長けたスポーティーなグルーヴが幅広いキッズの心を射抜く4人組。Ikepyをヴォーカルに迎えた“Matrix”では、熱き咆哮が火花を散らす。11月には新アルバムも!

 

FOAD CASCADE EP FOAD(2016)

平均年齢20歳という横浜発のポスト・ハードコア・バンドによるEP。HNIBに通じる気骨漲った攻撃性があり、随所に織り込まれる美しいメロディーもフック十分だ。ファットな掛け合いが挿入される“GIANTS STRIDE”にはIkepyがゲスト参加。

 

THE 冠 BEST OF THE冠『肉』 Hyper Deathler(2016)

MVにはオチを用意するHNIBだが、そうした面での同士(?)がこちら。ヘヴィー・メタルに喜怒哀楽のエンタメ性を持ち込んだ楽曲(と歌詞)は一度ハマると抜け出せない。ライヴは笑いあり、涙ありの〈人生劇場メタル〉で観る者を虜に。

 

NOCTURNAL BLOODLUST ZeTeS IRIS & CRISIS(2016)

〈エクストリーム・ミュージックの異端児〉を標榜する5人組。V系の作法でデスコアまで包含するヘヴィーさに加え、シアトリカルな表情の劇的な曲調が特徴。筋肉隆々の尋のカリスマ性は、ライヴでさらに開花する。

 

HONE YOUR SENSE PHONOMENA WE LOVE(2016)

ドイツ最大のメタル・フェス〈Wacken 2012〉へ出演歴のある5人組。メロデスにブレイクダウンやシャッフル・ビートを取り入れ、攻撃性と独創性を兼ね備えた曲調が魅力。マシーンに頼らないド迫力のプレイも熱い!

 

SAND DEATH TO SHEEPLE PIZZA OF DEATH(2015)

NYハードコアマローダーに通じるメタリックな極悪サウンドで攻め立てる大阪発の5人組。作品にはインタールードを設け、遊び心やユーモアを持ち込むセンスも抜群だ。ショウ的な要素を意識したステージングも実に楽しい。

 

SHADOWS Progress MAXIMUM10(2016)

FACTHiroKazukiTakahiroが立ち上げた新バンドの最新EP。みずからのルーツであるメロディック・ハードコアに回帰した疾走チューンが勢揃いしている。血が滾るように炸裂するスラッシーなリフも破壊力満点だ。