パリ在住のギド・ミニスキーエルヴェ・カルヴァリョによるユニットで、以前に老舗のヴァーサタイルから編集盤『Collections』も出していたアシッド・アラブ。初のオリジナル・アルバムはベルギーのクラムドからリリースとなりました。彼らの持ち味は、15年くらい前にNYのコデックでよくあったような中東系の音楽をダンス・ミュージックに組み合わせました~というあっさりしたものではなく、ハウスからダウンビート、エレクトロ系までわりと本格的なアラビック・ビリビリ・アシッド・ダンスのハイブリッド。数年前からテクノ系のミックスやコンピに収録されたり、エド・バンガービジーPにフックアップされるなど何かと話題でして、今作も謎なジャケ以外は手放しで絶賛したいダンス・ミュージック作品に仕上がっております。イスラエルの3姉妹として話題のアイワをはじめ、モロッコやシリアのミュージシャンらも垣根を越えて参加しており、いわゆるワールド・ミュージック好きの皆さんもきっと気に入るはず!