前作同様チル・ムードに満たされた2年ぶりのアルバム。ハンナ・コーエンの可憐な歌声や、デトロイティッシュかつエモーショナルなシンセが胸アツなマイク・パラディナスとのコラボもある前半には陶酔感をじっくり深めていくユルめのダンサブルな楽曲が並び、聴き進めるにつれてビートは静まり、アンビエント中心の展開へ。雲の中にでもいるようなフワフワした音像が得も言われぬ気持ち良さを運んでくる。