ここ数年のブギー・ファンク気分を昨年の『Tap Water』に詰め込んだXLミドルトンが、今度は同好のエディ・ファンクスターとタッグ作を投下。トークボックスに客演陣の歌も絡め、ミッドナイト・スターザップへの愛を偏執的に貫く姿からは、良くも悪くもブルーノ・マーズほど直球になれない美意識が滲む。ドミノがラップする“California Fly”がいい湯加減。コンビで最初に発表した7インチ曲などのボーナス収録も嬉しい。