前々作『フザケタヒーロー』あたりから過去の傷を独自の〈クズの美学〉へ昇華する術を完全に掴んだ水戸のエース。約1年で届いた新作でも、般若NORIKIYOを招いて繰り広げる“クズの極み夫”からして彼一流のやり口は舌好調だ。KOWICHIDJ TY-KOHとダメっぷりを笑い合う“#teamクズ”もいいが、そこから“ホントはフリー”など真摯な語り口に転じる姿にもヤラレる。なんとブルーハーツ“終わらない歌”のカヴァーも収録!