「半落ち」などで知られる横山秀夫の原作小説を映像化。前編後編合わせて四時間にも及ぶ超大作。四時間の長尺に次々と出てくる超豪華な日本を代表する俳優陣達。若手俳優から大御所俳優まで迫真の演技対決。この映画最大の魅力はサスペンスを主体としながらも、警察内部の抗争や記者クラブとの対立も丁寧に描いてるところだ。ただの謎解きサスペンスでは終わらない。それぞれの仕事に対する熱い気持ちのぶつかり合いを豪華俳優陣が熱く表現する。前編を見終えたらすぐに後編を見たくなることは必至。邦画の底力を見せつけてくれるような傑作。あっという間の四時間になるだろう。