オランダから登場したブルーアイド・ソウルの若き俊英による初作。ジャズやソウルレゲエなどを軽やかに取り込んだサウンドは大人びており、どの曲にも一瞬ハッとするほどキャッチーなメロディーが潜んでいる。またAORのレジェンド、エリック・タッグがメロウなバラードを提供しているのも要注目だ。とはいえ、タイトで抜けの良い音作りは実にモダンなので、今様のインディー系シティー・ポッパーにも聴いてほしい。