エレクトロの要素を深く咀嚼した“Girl A”“Swan”といったシングル曲の方向性を推し進め、バンド・サウンドの限界を突破した記念碑的な作品。単純なギター・ロックはほぼなく、端正な電子音を溶け込ませた飛翔感溢れる“ムーンソング”、壮大な弦アレンジがエモさを倍加する“今まで君が泣いた分取り戻そう”など、どの曲も挑戦的かつ極めてポップ。人生をとことん謳歌するメッセージも痛快だ。最高傑作でしょう。